SETUP / 2005
スタビ1段で、6秒動いた
富士の初走行で、フロントスタビを2/5から5/5まで動かした。タイムは3秒縮み、その先で失敗した。その日の記録。
2005年9月、新しくなった富士スピードウェイを初めて走った。旧コースは知っていたが、走ってみると「全く別のコース」という印象だった。後半セクションはむしろもてぎに近い。
その日の推移
気温17〜18℃、ADVAN A048 MH、空気圧2.3。走行3時間前に入って、ドライバーズミーティングにも出た。
| 時間帯 | スタビ | タイム | 起きていたこと |
|---|---|---|---|
| 序盤(4LAP目付近) | F2/5 R2/3 | 2:07–2:08 | SUGOと同じ設定。後半セクションですぐオーバーになりアクセルが踏めず、シケイン以降は全部2速 |
| 10分後 | F4/5 R2/3 | 2:02台 | 後半で3速が使えるようになる。約3秒短縮 |
| タイムアタック | F5/5 R2/3 | 2:01.7 | ヘアピンでアンダー → 力任せ → 出口でオーバー |
速くなったが、失敗している
F5/5がその日のベストを出した設定だが、当時の自己評価は「失敗」だった。アンダー方向に振り切ると、曲がらないぶんを力で押し込むことになり、その反動が出口のオーバーとして返ってくる。タイムが出たのは直線が長いコースだからで、走り方としては行き止まりだった。
結論としては中庸——F4/5——がいい、という自己評価になっている。
効き幅が大きすぎる
スタビを硬める=アンダー方向、緩める=旋回性向上。教科書どおりなのだが、964RSでの効き幅は想像より大きかった。富士ではF2/5からF5/5で約6秒動いている。
逆に、リアの車高を上げる方向は明確に逆効果だった(1:38.531 → 1:39.388)。
いま持っている結論
| 項目 | SUGO | 富士(新コース) |
|---|---|---|
| フロントスタビ | F2/5 | F4/5 |
| リアスタビ | R2/3–R3/3 | R2/3 |
| 空気圧(PSカップ) | 前後 2.3 | — |
| 空気圧(A048 MH) | 前 2.0 / 後 2.2 | 2.3 |
| 車高 | ノーマルで最も低い状態 | 同左 |
| ベスト | 1:36.997 | 2:01.7 |
A048をSUGOで詰めた日
2005年10月19日。フロントが225になったので最終コーナーで大きなオーバーが出ると予測していたが、実際は逆で、曲がりにくい方向に出た。メカニックの見立ては「A048はPSカップに比べて横剛性が圧倒的に高く、たわまないぶん曲がらない」。
| 手順 | スタビ | 空気圧 | 車高 | ベスト |
|---|---|---|---|---|
| 当初 | F3/5 R2/3 | 前後 2.3 | ノーマル最低 | 1:40.381 |
| 変更1 | F4/5 R2/3 | 前後 2.3 | ノーマル最低 | 1:41.130 |
| 変更2 | F2/5 R2/3 | 前後 2.3 | ノーマル最低 | 記録なし |
| 変更3 | F2/5 R2/3 | 前 2.0 / 後 2.2 | ノーマル最低 | 1:38.531 |
| 変更4 | F2/5 R2/3 | 前 2.0 / 後 2.2 | リア3回転UP | 1:39.388 |
いちばん効いたのは空気圧を下げる方向だった。スタビでもなく車高でもない。
ギアの覚え書き
SUGOの最終コーナーは964RSで3速。6速化された993GT2と993RSCSでは4速になる。1・2コーナーは3速、SPコーナーも3速(2速も選べるが、オーバーの兆候が出る)。
この「最終コーナーが3速か4速か」が、同じ日の964RSと993GT2のタイム差を説明する鍵になっている。
出典: 走行ログ No.10–12 / 16 / 17 / 18 / 19 / 21 / 23 / 24 / 26 / 34 / 35 / 36 / 38 / 41 / 42 / 46 / 49 / 73 / 75