INCIDENTS
前の車に追いついた瞬間が、いちばん危ない
75本を並べて読み返すと、失敗が同じ形を繰り返している。恥ずかしいが、そこがいちばん役に立つ。
説明文には、うまくいった話より、うまくいかなかった話のほうが多く書いてある。当時は「恥をさらす」つもりで書いていた。20年経って並べ直すと、失敗の型が反復しているのが分かる。
繰り返している因果
- 前の車に追いつく
- 興奮状態になる
- 意図しないアンダー/オーバーが極端に出る
- 前車がミスをした直後に、自分もミスをする
- 結局、離される
この流れが複数の動画ではっきり出ていて、当時の自分も「誰もが経験する典型的な興奮状態」「このまま行くときっとぶつけていた」と書いている。
危険の予兆
- 意図しないアンダー・オーバーが極端に出る
- カウンターに余裕がなく、振り返しを受ける
- 心の乱れが、そのままステアリング操作に出る
個別の事例
| 場所 | 何が起きたか | 学び |
|---|---|---|
| SUGO(雨) | ウェットでシフトロックさせて肝を冷やした | ウェットの怖さの象徴として、敢えて公開している |
| SUGO | タイムアタックでベストを出した直後に大きなオーバー。接触は回避 | ベストの直後が最も危ない |
| 富士(新) | シケイン前、アウト側に膨らむ他車のラインで4速全開から芝生側へ | 信頼関係があっても危険 |
| SUGO | 911 GT3 RSがスピン。ガードレールまで残り10cm | 同乗車と後続車、両方の視点で残っている |
| 富士(旧) | 3回の接触。板金代を気にせず全ツッパしていた時期 | 最速だったが、最も危うい時期でもあった |
| 不明 | 1998年、大クラッシュ。旧富士期の半年後 | 以後ドリフト慎重派に転向。走りが慎重になった |
| SUGO | F360チャレンジ追走中、3分付近でオーバー。カウンターが間に合わず振り返し | タイヤ特性と心の乱れの複合 |
| ミザノ | 73カレラRSが全ツッパの突っ込みからスピン | 自己責任文化の欧州では日常の光景 |
| ミザノ | 993ターボが裏ストレートで横転、全損 | エスケープは広いが芝生に凹凸がある |
| ツインリンクもてぎ | ABSなしのクリオ16Vで1周目からロック。フラットスポットで大振動 | ABSに慣れた足の危うさ。以後この車はサーキットに持ち込んでいない |
| 本庄 | RX-7で水温・油温が上がり、まともに走れない | Vマウント化の検討へ |
| ニュル北 | バイクとの混走 | 一般開放フリー走行のリスク |
| 富士 | マンタイ M700 に乗れる可能性があったが辞退 | 4000万円級の板金リスク。引き際の判断 |
装備についての反省
半袖・グローブレス・ヘルメットレスでの走行について指摘を受け、動画全体に説明を追記した。欧州の走行会では3点の着用義務がなく、着けていない場合は原則ドライビングスクール、レースでは着用、という運用だった。それでも国内の映像に半袖のものがあるのは擁護できない。悪しき習慣として扱っている。
出典: 走行ログ No.5 / 15 / 16 / 17 / 18 / 20 / 21 / 27 / 29 / 32 / 33 / 40 / 41 / 53 / 57 / 69 / 73 / 75